高齢化や人手不足が叫ばれる農業をサポートするため、昨今どんどん開発が進んでいる農業ロボット。主にAI(人工知能)を活かしたものが多い印象ですが、スマート農業でよく聞かれるシステムには「センサー」もあります。しかし、このセンサーとは一体どのような役割を果たすものなのでしょうか?
農業におけるセンサーは、主に「障害物を避ける」目的で搭載されることが多いようです。農業ロボットに使用されるセンサーは主に「超音波センサー」と「(赤外線)レーザーセンサー」の2種類があり、それぞれに以下のような違いがあります。
このように、超音波センサーとレーザーセンサーは長所が異なることが分かりますね。広大な農場で繊細な作物の状態まで認識するには、できれば両方のセンサーを兼ね備えたシステムの方が安心かもしれません。
農機におけるセンサーの活用事例としては、老舗農機メーカーである井関農機が手がけるロボットトラクター「T.JapanV」があります。これは上記でご説明した超音波センサーと赤外線レーザーセンサーが両方搭載されている画期的な農業ロボットで、3種類のモード(有人監視下で行うロボットモード、操作のみ自動で行うオートモード、直進作業をアシストしてくれる自動操舵モード)が選べるのが特徴です。
センサーの役割は、やはり障害物を避けること。人を含め、進行方向を妨げるものが現れると自動で停止できる検知機能がついています。ほ場逸脱防止機能もあるので、方向転換したからといって突然ほ場をはみ出すような心配もありません。
参照元:井関農機公式HP(https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-002/)
会社名 | 井関農機株式会社 ISEKI&CO.,LTD. |
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問い合わせTEL | 03-5604-7602 |
本社所在地 | 愛媛県松山市馬木町700番地 |
URL | https://www.iseki.co.jp/ |
展示会出展実績 | スマート農業EXPO、イノベーション体感デーほか |