耕うん

まだ畑を耕すための機械が存在しなかった時代、耕うんは大変な重労働であると言われていました。しかし、現代においてはもはや自力で機械を操作する必要もなく、自動で動いてくれる農業ロボットが登場しています。では、一体どのような製品が開発されているのか、具体的に見ていきましょう。

耕耘ロボット「YT488A/YT498A/YT4104A/
YT5113A」

ヤンマーの公式HPキャプチャ
引用元HP:ヤンマー公式HP
(https://www.yanmar.com/jp/)

ヤンマーのYT488A/YT498A/YT4104A/YT5113Aは、スマートアシスト機能にも対応するロボット/オートトラクター。有人・無人どちらの作業も可能で、耕うんはもちろんモードによっては除草や種まき、防除などもできます。

北海道のヤンマー・アグリソリューションセンターには見学や試乗のための施設もあるようですが、身近な販売拠点をお探しの方は一度お問い合わせください。

「YT488A/YT498A/YT4104A/
YT5113A」の性能や価格は?

4つのタイプが用意されているYTシリーズですが、その中でも搭載されている性能によって価格は変動してきます。予算や用途に合ったものはどれか、お近くのヤンマー取扱店にてぜひ確認してみてください。

  • YT488A 8,222,500円~(税込)
  • YT498A 10,730,500円~(税込)
  • YT4104A 11,731,500円~(税込)
  • YT5113A 13,634,500円~(税込)

「YT488A/YT498A/YT4104A/
YT5113A」の導入メリット

ヤンマーのロボット/オートトラクターは自動作業により1人で2台動かすことが可能なほか、利用者のスキルを問わず熟練者並みの作業が期待できるため、効率化におすすめです。スマートアシストによる手厚いサポートも受けられるので、更なる作業規模・経営拡大などを検討している方も確認してみてはいかがでしょうか。

「ヤンマー」ってどんな会社?

ヤンマーは、1912年創業の大手農業機械メーカー。現在は発動機や建機、小型船舶なども製造するグループ企業であり、「A SUSTAINABLE FUTURE」をコンセプトに、より良い未来につながる社会のための物づくりを追求しています。農業機械は運転しやすく安定した品質で知られており、全国の取扱店やJAなどで購入可能です。

会社名 ヤンマーホールディングス株式会社
問い合わせTEL 記載なし(各販売店にて対応)
本社所在地 大阪市北区茶屋町1-32 YANMAR FLYING-Y BUILDING
URL https://www.yanmar.com/jp/

耕耘ロボット「T.JapanV」

井関農機の公式HPキャプチャ
引用元HP:井関農機公式HP
(https://www.iseki.co.jp/)

T.JapanVは、井関農機株式会社が手がける農業用ロボットトラクター。有人監視下で行うロボットモード、操作のみ自動で行うオートモード、直進作業をアシストしてくれる自動操舵モードと3つの機能が搭載されており、様々な走行パターンに対応できます。

超音波センサー&赤外線レーザーセンサーにより障害物を察知して避けられるのも特徴で、ほ場逸脱防止機能も搭載されているため、逸脱のリスクも少ないと言えるでしょう。

「T.JapanV」の性能や価格は?

気になるT.JapanVの価格ですが、公式サイトに記載がありませんでした。馬力によって4タイプの型式が用意されているようなので、詳しくは取扱店にてご相談ください。

  • T.JapanV(65PS/75PS/88PS/98PS) 要問い合わせ

「T.JapanV」の導入メリット

T.JapanVの魅力は、何といっても状況に応じて3つのモードを使い分けられるところ。有人・無人いずれにも対応できるため、1人での作業を効率化できるだけでなく、ロボットトラクターを監視しながら別のトラクターを動かすといった作業も可能です。

また、作業機とほ場の4点を登録すれば自動で適切なルートを模索できますから、常に見張っていなければ不安、という心配もありません。

「井関農機」ってどんな会社?

井関農機は、ヤンマーやクボタ、三菱などと並んで日本における代表的な農業機械メーカーとして知られています。田植え機をはじめ、自社ならではの発明に基づく商品を多数手がけているのも特徴で、海外での販売にも力を入れているようです。農業機械の開発・製造がメインということもあり、今後も更なる農業ロボットの開発が期待されます。

会社名 井関農機株式会社  ISEKI&CO.,LTD.
問い合わせTEL 03-5604-7602
本社所在地 愛媛県松山市馬木町700番地
URL https://www.iseki.co.jp/

まとめ

このように、昨今では自動で耕うんを行えるロボットが複数開発されています。耕うんは農業において基本となる作業ですから、無人走行や同時に複数の機械を動かすことが可能となれば効率化が大きく進みそうですね。現在は導入費用という課題も存在しますが、作業規模やメリットなども照らし合わせつつ、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

農作業別の農業ロボットを
チェック