アグリストは、宮崎県新富町に本社を置くIT企業。地域密着型のロボット開発を行っている会社だと言われていますが、一体どのような特徴があるのでしょうか?今回は事業内容や理念、開発した農業ロボットなどについて、詳しく追っていきましょう。
アグリストは、2019年に設立された新進気鋭のロボット開発企業。農業課題の開発を目指し、2017年から地元宮崎県新富町の農家と勉強会を開催していたそうです。2020年に国のスマート農業実証実験において6台のロボットを農研機構に販売したことから、本格的に始動。今では販路を全国に拡大し、グローバルベンチャーへ成長すべく奮闘しています。
現在はきゅうりとピーマンに焦点を当て、収穫率アップや人手不足解消のためのロボット開発に携わっているアグリスト。しかし、ロボットだけでなく農産物の収穫率を高めるOS「agriss」の発展にも取り組んでいます。これはロボットが集めた画像を人工知能で解析し、ビックデータ化することで収穫率向上のヒントを得られるというもの。いずれは世界中に広がるロボットやシステムを提供できるよう、様々な視点から農業をサポートしていく予定です。
※参照元:アグリスト公式サイト(https://agrist.com/products/robot)
会社名 |
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問い合わせTEL | 記載なし(メールにて対応) | ||
本社所在地 | 宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1 | ||
URL | https://agrist.com/ | ||
展示会出展実績 | 農業week、農業ビジネス EXPO ONLINEほか |
アグリストの近年の農業ロボット開発事例としては、2022年秋からレンタルサービスが予定されている「L」があります。これはピーマンの自動収穫を想定した農業ロボットで、新開発の多関節アームにより収穫範囲の拡大も見込めるのが特徴。広範囲の探索専用カメラや、AIによる枝切り回避機能なども搭載されており、2021年9月に発表されたモデルより大幅に進化したそう。
2022年5月上旬より一般向けの製品視察も開始されています。(2022年5月25日時点)