Doog(ドーグ)

Doog(ドーグ)という会社をご存知でしょうか?Doog(ドーグ)は次世代型の移動ロボット開発を中心としたIT企業で、ロボットの街とも称される茨城県つくば市を拠点としています。しかし、具体的にどのような事業を行っているのか気になりますよね。そこで今回は、同社が手がけた農業ロボットの情報も含めて、詳しくまとめてみました。

「Doog(ドーグ)」はこんな会社

移動ロボットに対するコンセプトが詰まった社名

Doog(ドーグ)の由来は、「Doog(道具)」に「Doog(Good)」、そして動物の「Dog(犬)」という単語を掛け合わせた造語。人々の意志を尊重して働いてくれる頼もしい存在を犬になぞらえ、Doog(ドーグ)なりのロボットの在り方を示す言葉に変換しています。同社が目指すのは、皆が笑顔になれる安全性の高いロボット。様々なビジネスを進化させるべく、日々研究と開発に励んでいる会社です。

メカロンをはじめ、様々な運搬ロボットを提供

Doog(ドーグ)の代表的な農業製品といえば、次でご紹介する搬送ロボット「メカロン」。しかし、同社は幅広い現場に簡単に導入できる協働運搬ロボット「サウザー」や、搭乗することで人の移動を補助するロボット「ガル―(1人乗り)」・「モビリス(2人乗り)」といった製品も開発しており、農業分野に留まらず様々な業界において活躍できるロボットづくりをしていることが窺えます。

「Doog(ドーグ)」の農業ロボット

メカロン

引用元HP:Doog(ドーグ)公式HP
(https://doog-inc.com/)

Doog(ドーグ)の開発した農業ロボットとしてネットメディアでも注目されているのが「メカロン」。メカロンは2021年にマーケティング販売が開始されており、既に茨城大学農学部において現場体験会も行われた電動の追従搬送台車型ロボットです。足元がクローラーになっているのが特徴で、この形状により農地でもスムーズに走行できます。

サイズは標準800×600mmと程よく、カゴが2つ並べて置ける程度。積載量は100㎏~200㎏となっており、約6時間の連続稼働が可能です。独自の機能「メモリートレース」により、ホームポジション(A地点)と作業場所(B地点)を登録すれば周囲の風景を記憶しながら繰り返し同じコースを動けるという利点も。作業者が高齢で力仕事が難しいケースや、人手不足に悩む農家さんはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

    • メカロン 2,750,000円(税込)~6,600,000円(税込)※予定

    ※参照元:impress WATCH(https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1364797.html

    「Doog(ドーグ)」の基本データ

    会社名 株式会社Doog
    問い合わせTEL 記載なし(メールにて対応)
    本社所在地 茨城県つくば市吾妻3丁目18-4
    URL https://doog-inc.com/
    展示会出展実績 スマート農業EXPO、農業weekほか

    農業ロボット開発事例(Doog(ドーグ))

    Doog(ドーグ)のメカロン以降の開発事例は残念ながら確認できませんでしたが、メカロンも2021年から限定販売が開始されたばかりということで、今後も更なる発展を期待したいところ。公式Youtubeチャンネルにて実際の動作を確認できますから、気になる方はぜひ確認してみてください。
    運搬は農作業の中でも労力を必要とする作業なので、ロボットが自動で代行してくれるとなれば非常に助かりますよね。メカロンは特にナシやリンゴ、桃、ブドウなどの果実の運搬に適しているとのことで、効率化を検討している方は注目です。