くりの収穫ロボット・収穫機

ここでは、くりの収穫ロボット・収穫機について紹介していきます。くりの収穫作業の効率化を図りたい農家さんは必見です。

くり収穫ロボット「Arm-I」

アトラックラボのくり収穫ロボットArm-I
引用元HP:自動栗拾いロボット「Arm-I」の実証試験を実施 AI認識とパラレルリンクロボットアームを搭載 アトラックラボ
(https://robotstart.info/2020/10/12/ai-armrobot-attraclab.html)

「Arm-I(アーミーィ)」は、アトラックラボとS-Techno Factoryが共同開発した自動栗拾いロボットです。カメラで地面を撮影し、AIが落ちている栗を認識。座標へロボットアームを動かして栗を収穫します。ロボットアームは自立走行する車両に搭載されているので、移動しながら自動で収穫することが可能です。

アーム先端に取り付けるグリッパーは、3Dプリンターで作成しており、容易に付け替えられます。作物の形に合わせた学習データに切り替えれば、他の果実の収穫にも応用できます。

「Arm-I」の性能や価格は?

Arm-I(アーミーィ)は、毎秒0.3mの速度で自走しながら、カメラでとらえた栗を収穫します。カメラで撮影した範囲に栗がなくなるとゆったりと移動。パラレルリンクロボットのため、複数のモーターの出力がアーム先端部に一極集中し、高速に栗を拾いあげる動作を実現しました。

各関節を動かすシリアルリンクメカニズムを採用するよりも構造がシンプルで、販売価格を抑えることが可能です。販売価格については公式ホームページには掲載されていないので、株式会社アトラックスラボまでご確認ください。

  • Arm-I 要問い合わせ

「Arm-I」の導入メリット

Arm-I(アーミーィ)は、アーム先端部のグリッパーを変更できるメリットがあります。果実や用途に合わせてグリッパーの形状を変えられるので、様々な活用ができます。また、グリッパーの代わりにスプレーノズルを装着することも可能。農薬散布にも利用できるため、栗の収穫時期以外にも活躍します。

「アトラックラボ」ってどんな会社?

アトラックラボは、フィールドロボットSIerです。人工知能や通信、ロボスティクス技術を使って、業務効率のアップに貢献できる提案をしています。自動運転車両やドローンといった無人機設計から、遠隔コントロールのためのネットワークアプリケーションまで提案することが可能です。

会社名 株式会社アトラックラボ
問い合わせTEL 049-293-6138(代表)
本社所在地 埼玉県入間郡三芳町藤久保16-37
URL http://attraclab.com/hp/
展示会出展実績 要問合せ

くり生産者が抱えている
収穫の課題

くりは、イガと実を火バサミで一つひとつ収穫するため、中腰で長時間作業が必要です。高齢化が著しく、中腰での作業に限界を感じる生産者は少なくありません。特に、くり生産においては、品質や収穫量を保つための園地管理が大切です。なかには、人手不足により収穫量が安定しないと頭を抱えているケースも。大部分の収穫作業をロボットに任せられるようになれば、その分選定作業や園地管理に時間を割けるでしょう。

まとめ

国内のくり生産者数は、年々減少しています。後継者を育成しやすい環境を整えるには、自動化は避けては通れない問題です。収穫ロボットの導入により作業負担を軽減できれば、後継者問題の解消に繋げられるでしょう。

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