ここでは、はくさいの収穫ロボット・収穫機について紹介していきます。作業負担を軽減するために、収穫ロボットの活用を検討してみませんか。
大きく重いはくさいの収穫は、手作業で行うのは重労働です。はくさい収穫機「HH1400」は、収穫しながら選別・調製ができるうえに、補助者もコンテナ台に乗ったままで腰をかがめずに作業が可能。はくさいに合わせた高度な収穫を実現し、作業効率を大幅にアップします。
2枚の回転刃により、搬送されたはくさいの茎葉部を確実に切断します。土の付着が少なくなり、きれいに仕上げてくれるので収穫後の手間が省けます。慣行手作業より労力を半減し、大型コンテナごと出荷できるため段ボールが不要となり資材費もカットできます。
運転席左側に操作パネルやメーターなどを配置し、刈高さ調節レバー、刈取昇降レバーなど、操作頻度の高いスイッチ類は主変速レバーに配置しています。座席位置も低めにしてあり、視界をしっかり確保しながら刈取部の搬送状態も目視できます。
はくさいを傷つけないため、挟持ベルトではくさいを掴み引き抜く方式を採用。引き抜いた姿勢のまま搬送するので、後の作業がしやすく茎葉切断もしやすくなります。引き抜く・切断・選別・調製がはくさい収穫機に乗ったままできるため、重量野菜であるはくさいの収穫を楽に、効率的にしてくれます。
大型コンテナに詰めてそのまま出荷もできるため、段ボールの資材費も削減できます。
ヤンマーは農業のほかにも、マリンプレジャー、舶用エンジン、エネルギー、建設機械、産業エンジンなど、幅広い分野で社会貢献してきました。特に農業においては世界の農業をサポートしてきており、農家のニーズや抱えている課題のソリューションに努めています。
会社名 | ヤンマーアグリ株式会社 |
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問い合わせTEL | 公式HPに記載なし |
本社所在地 | 岡山県岡山市中区江並428 |
URL | https://www.yanmar.com/jp/agri/ |
重量があり大きいはくさいの収穫作業は、栽培の中でも改善が望まれている作業のひとつです。はくさい収穫作業を軽量化するため、栽植状態のはくさい根茎部を切断し、機上まで運び上げる収穫機の開発をしました。
ゴムクローラ走行部、円盤刃、ゴムベルトを備えた切断・挟持搬送部、調製作業用台、横送りコンベヤ、収納用段ボール箱を搭載する台を装備した収穫機となり、搬送されたはくさいは人が段ボールまたはコンテナに詰めます。はくさい切断位置の変動は少なく、ほとんど損傷なく収穫できた上に、作業能率は大幅にアップしました。
ゴムクローラーで走行し、円板刃によってはくさい茎葉部を切断します。ゴムベルトではくさいを収穫機の上へ運び、作業者によって切り直しや段ボール詰めかコンテナ詰めを行います。オペレーター以外の作業者は歩きながらの作業となります。
開発の成果から、高性能農業機械実用化促進事業に移行し、市販化をする予定ですが、販売価格は未定です。
農研機構は、日本の農業と食品産業発展のために、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行っている機関です。設立は明治時代まで遡りますが、農林水産省の試験研究機関の時代を経て、2001年に独立行政法人として発足。研究開発の成果を社会に実装するため、国や都道府県、大学、企業との連携で共同研究や技術移転活動、農業生産者や消費者への成果紹介も積極的に行っています。
会社名 | 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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問い合わせTEL | 公式HPに記載なし |
本社所在地 | 茨城県つくば市観音台3-1-1 |
URL | https://www.naro.go.jp/index.html |
はくさい生産の抱えている課題は、何と言っても重量と大きさのある収穫です。重労働である収穫の課題が解決できなければ、栽培の拡大がままならず収益を上げることができません。そこではくさい収穫機の導入により、大幅な人員削減と作業の負荷が減少すれば、経費が削減できるだけでなく、栽培面積を増やすことにつながります。
収穫時期を迎えたはくさいは、重くて大きいのが難点です。腰を屈めて人手によって収穫するのは重労働であり、はくさい収穫機の導入は人手不足を補うためにも、労働負担を軽減するためにも、急務と言えるでしょう。