最近の農業において、よく聞かれる言葉が「人手不足」。しかし、農業は確実に需要のある仕事にもかかわらず、なぜそのような問題が起こるのでしょうか?現代の状況をふまえ、詳しく考えてみましょう。
日本の農業において、なぜ人手不足が発生するのか。その大きな理由としては、まず「若年層の減少」が挙げられます。昔は兄弟が多かったり、近所の若者を手伝いに呼んだりと今より困ることは少なかったのですが、現在はそもそも少子高齢化により若者の数が少なく、街に働きに出る割合も増えたので、それが難しくなったというわけですね。この問題は後継者不足にも繋がっていると言えるでしょう。
とはいえ、農業に興味がない若者ばかりというわけではありません。中には農家育ちでなくとも真剣に農業を学び、生業にしたいという人もいます。しかし、ここで発生する問題が「通年雇用が難しい」という課題です。最初はどこかの農家で正社員として働きたいと思っても、季節によっては暇になる農家も多いため、結果いきなり独立するしかない、という形になりがちだと言われています。
では、この人手不足をどうすれば良いのか。かといって若年層の減少や通年雇用が難しいといった問題は、今すぐ解決できません。そこで、これからの農業におすすめなのが、作業を代行してくれるロボットです。重たい作業や時間がかかる作業を任せられる上、時期や都合によって使用を検討できますから、どちらの問題も解決できるのではないでしょうか。
人手不足を解消する農業ロボットの例としては、パナソニックが開発した「トマト収穫ロボット」があります。こちらは出荷に適したタイミングを画像認識によって判断し、自動で収穫するというもの。用途は限定されますが、ポイントは「夜間でも10時間以上の連続稼働ができる」という点です。
6秒に1回、丁寧に選別しながらの収穫を休みなく可能、となれば、かなり効率よく収穫作業を行えますよね。用途を問わず、このように連続稼働に対応した農業ロボットを導入すると、人手不足の解消や人件費削減とともに、自分が作業できない時間を有効に使えるといった利点も期待できるでしょう。実際の事例でも「収穫作業は夜間を活用でき、ロボットを採用しやすい工程」とメリットが語られています。
参考:パナソニック公式サイト(https://news.panasonic.com/jp/stories/2018/57949.html)
※参照元:Panasonic公式サイト(https://news.panasonic.com/jp/stories/2018/57949.html)
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