レタスの収穫ロボット・収穫機

ここでは、レタスの収穫ロボット・収穫機について紹介していきます。作業負担を軽減するために、収穫ロボットの活用を検討してみませんか。

レタス収穫ロボット
「野菜作業車NC14・NC16A・NC17」

ヤンマーの野菜作業車NC14・NC16A・NC17
引用元HP:ヤンマー公式HP
(https://www.yanmar.com/jp/agri/products/truck/nc14-17/)

野菜作業車NC14・NC16A・NC17は、うねをまたいで作業ができる作業車です。レタスなどの軽量野菜の運搬に利用できます。NC16A・NC17に関しては、重量野菜の運搬にも活用できるため、様々な農産物の収穫作業に役立てられます。荷台幅や高さは簡単に変えられるので、レタスの収穫作業が楽になる位置をキープできるでしょう。

「野菜作業車NC14・NC16A・NC17」の性能や価格は?

野菜作業車NC14・NC16A・NC17は、NC14が300kg積み、NC16AとNC17が500kg積みです。軽量野菜のみを運搬する場合は「NC14」が適しており、高さ610~910mm、トレッド調節幅が1,150~2,100mmと縦横の大きさを変更することが可能です。

  • NC14(AHW) 509,300円(税込)
  • NC16A(AHW) 743,600円(税込)
  • NC16A(AHWS) 793,100円(税込)
  • NC17(AAW) 686,400円(税込)

「野菜作業車NC14・NC16A・NC17」の導入メリット

野菜作業車NC14・NC16A・NC17の導入メリットは、荷台に鉄コンテナやミニコンテナを載せて、うねをまたいだ状態で収穫作業を行える点です。NC14は20kgコンテナを7~12個まで積載できるため、一度に運搬できる量が増えます。

「ヤンマー」ってどんな会社?

ヤンマーは、農業を食農産業へと変えるべく、ICTによる効率化を目指している会社です。農業経営支援や食体験の提供など、幅広い事業を展開。なかでもアグリ事業では、持続可能な農業を実現させるために、機能性を追及した製品を提供し続けています。

会社名 ヤンマーアグリ株式会社
問い合わせTEL 06-7636-9298
本社所在地 岡山県岡山市中区江並428
URL https://www.yanmar.com/jp/agri/
展示会出展実績 フードテックジャパン大阪, YANMAR ONLINE EXPO,
国際ロボット展ほか

レタス収穫ロボット
「クローラ型高床作業車 楽畝」

アテックスのクローラ型高床作業車楽畝
引用元HP:アテックス公式HP
(https://atexnet.co.jp/)

クローラ型高床作業車 楽畝は、前後舟形のクローラータイプの運搬作業車です。地上から300mmの高さまで障害物がなく、うねをまたいで走行しても作物を傷める心配がありません。また、うねに合わせるためのトレッド調節は、ハンドルで簡単に行えます。レタスのような軽量作物から、キャベツのような重量作物まで幅広く対応できます。

「クローラ型高床作業車 楽畝」
の性能や価格は?

クローラ型高床作業車 楽畝は、前進速度が0.40~3,45km/h、後進速度が0.44~2.90km/hと低速運転が可能な作業車です。切り取りに時間がかかるレタスの収穫作業も、低速で動く作業車により負担が軽減できるでしょう。大量搬送ができるため、作業能率をアップできます。

  • XGH600E(セル付) 746,900円(税込)

※2022年4月28日時点のモノタロウでの販売価格です。利用サイトや購入時期により価格が異なる可能性があるのでご注意ください。

「クローラ型高床作業車 楽畝」
の導入メリット

「クローラ型高床作業車 楽畝」は、前後舟形クローラを採用しているため、走行安定性に優れています。降雨後の圃場でも容易に走行できるメリットがあります。また、荷台までの高さを十分に確保しているので、走行時に作物にあたる心配がありません。

「アテックス」って
どんな会社?

アテックスは、健康器具や農作業機器の製造を行う会社です。1934年に創業してから、電動車椅子やハイブリッドラジコン草刈り機など、数多くの商品を開発しています。省力化機械にも力を入れており、農作業の負担軽減を図っています。

会社名 株式会社アテックス
問い合わせTEL 089-924-7161(代)
本社所在地 愛媛県松山市衣山1丁目2-5
URL https://atexnet.co.jp/
展示会出展実績 農業技術展,インターフェックスジャパンほか

レタス収穫ロボット開発事例
(アイ・ディー・エス)

アイ・ディー・エスのレタス収穫ロボット
引用元HP:AGRI JOURNAL|レタスの収穫を自動化するロボットが登場。農作業がまたひとつDX化へ
(https://agrijournal.jp/renewableenergy/64903/)

アイ・ディー・エスと英国の研究チームは、レタスの自動収穫ロボットを現在共同で開発中です。既存のリーキ収穫機械を改造したもので、レタスを持ちあげてピンチベルトで固定し、外葉を取り去る作業を自動化しています。茎を切断する位置をAIが自動判定して、レタスと茎をキレイに切り分けて収穫。IDS社のカメラ「GV-5280FA-C-HQ」が茎と葉の部分を見分ける役目を担っています。

「レタスの自動収穫機」の性能
や想定価格は?

現在開発中のレタス収穫機は、既にプロトタイプが英国で稼働中です(2021年時点)。価格や販売時期についてはまだ公開されていないので、詳細は英国研究チームの続報をお待ちください。国内ではレタスの自動収穫機がまだ販売されておらず、価格予想がしづらい状態です。ただ、国内で既に取り扱いのあるキャベツ収穫機は、約1,000~1,200万円前後で販売されているので、レタス収穫機も1,000万円を超えると予想されます。

  • レタスの自動収穫機 価格は未定

「アイ・ディー・エス」って
どんな会社?

アイ・ディー・エスは、産業用カメラの開発と生産を行っているメーカーです。レタス自動収穫機は、イギリスの研究チームと共同で開発しており、効率化をアップさせて季節労働者不足の解消を図る目的があります。

会社名 アイ・ディー・エス株式会社
問い合わせTEL 03-6260-0833
本社所在地 東京都港区三田1丁目3-33 三田ネクサスビル3階
URL https://jp.ids-imaging.com/
展示会出展実績 要問合せ

レタス生産者が抱えている収穫の課題

レタス生産者のなかには、人手不足に悩む方が少なくありません。レタスの収穫は季節労働のため、冬季の仕事をつくらないと、特定技能外国人の受け入れは難しくなっています。また、短期間の技能実習生についても、コロナ禍で希望者が少なくなり、確保が困難な状態が続いています。省力機械を導入し、少ない人数でも対応できる環境や、日本人が応募しやすい環境を整えることが大切です。

まとめ

レタスの収穫、特に葉物野菜の収穫は自動化が進んでおらず、手作業で収穫している農家が多い状態です。現在は運搬作業車など、運搬に特化した省力機械が多いですが、近い将来には収穫作業を自動で行うロボットが登場予定です。効率化を図る機械を取り入れて、人手不足を補えるようにしていきましょう。

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